電鋳成形 | 特徴

 電鋳とは電気鋳造のことを指します。電鋳は電気分解した金属イオンを母型(モデル)の表面に電着させることで、機械加工では難しい複雑な形状を転写・作成する成形方法です。電鋳は転写性に優れ、寸法精度が高い成形方法ですが、めっきによって取り扱い方法や最適な温度環境が異なるので、高度な成形技術が必要とされています。

ポイント①

機械加工では実現できない複雑形状部品の製作

ポイント②

用途に合わせためっき種の変更による最適な電鋳成形提案

ポイント③

電鋳による金型製作での金型製作コストダウン

製鉄用連続鋳造モールド

電鋳成形 | 特徴②

 母型(中子)の表面に銅やニッケルめっきを厚付けした後、母型をめっきが浸食されない薬品や熱によって溶解除去したり、母型と一体化させることで複雑な内面形状をめっきによって成形させることができます。また、電鋳にはニッケル電鋳、銅電鋳、野村鍍金オリジナルの快削電鋳などさまざまあります。それぞれ、めっき種類が異なっており、硬度、価格、つきまわり程度が異なります。また、この電鋳技術を活かして製鉄用連続鋳造モールドの製作も行っています。その使用用途に応じて最適なめっき種の電鋳を提案させて頂きます。

ナノインプリント用金型サンプル H2ロケットの燃料室②