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電解めっきの特徴としましては電気を流し表面に金属を析出させます。
めっき処理時間が短時間で処理でき、また処理時間を長くすればめっき厚みを厚く施工することが可能です(めっき種によってはmmオーダーも可)。浴管理も比較的安易なため金額も無電解と比べ安価であるケースが多い。ただし、電流分布によりめっきの厚みが変わるため、複雑な形状に均一にめっきを付けるのは難易度があがります。その場合、形状に沿った専用の治具や電極を作成し均一にめっきが付くように施工します。

無電解めっきの特徴としましては、電気めっきと違い電気ではなく化学反応にて金属を析出させます。
治具等を製作せずとも形状なりに均一にめっきが被覆するため複雑形状へのめっきに向いております。しかし化学反応による成膜であるため、膜厚に限度がある点や、めっきの析出速度が遅い点、浴管理が難しいことなどからコスト的には電気めっきよりも高いというのが一般的です。