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ロールの軽量化にはロール肉厚を薄くしたり、材質にアルミやCFRP(Carbon Fiber Reinforced Prastic:炭素繊維強化プラスチック)を採用することが一般的です。

当社ではCFRPロール(カーボンロール)を推奨いたします。CFRPの重量は鉄の半分程で軽量化に最適であり、高剛性・低慣性という特性も持ち合わせています。この特性から鉄素材のロールと比較すると危険速度は約40%向上、自重たわみは約30%減少し、更に慣性モーメントは60%減少し連れ回り性が向上します。
CFRPロールは、搬送ロールやガイドロール等に使用され、駆動コスト低減や駆動機構の省スペース化、生産スピードUP、品質UPに大きく貢献しています。

当社では一般的な金属ロールと同様にCFRPロールの表面に電気めっき施工が可能です。クロムめっきや銅めっきやニッケルめっきを被覆し、鏡面加工や彫刻加工、梨地加工もロール条件により対応が可能となります。 施工範囲はΦ60の小型サイズからΦ400・面長7,000まで対応しています。