Answer (回答)

まず、めっきには被膜を析出させる際に電気を利用するかしないかの2種類に分類されます。電気を利用するめっきを電気めっきと言い、電気を利用しないめっきを無電解めっきと言います。

電気めっきと無電解めっきの違いはこちらをご参照下さい。

代表的な表面処理加工

無電解めっきでは、めっきを析出させたい箇所にめっき液が接触し液の流れがあれば、めっきが析出していきますので、パイプの内面や多少複雑な形状でも施工することが可能です。

一方、電気めっきでは液の流れに加えて電気の流れも必要となります。そのために、パイプの内側に電極(陽極)を設置する必要があります。施工可否は、めっきの種類、寸法(パイプ内径寸法及び全長)、形状、材質、めっきの厚さ、要求精度、前後の機械加工の要否・・・などに大きく依存します。ある程度の太さのパイプであれば、問題なく施工出来ますが、極端に細い内径や曲がりくねった様な形状では中に電極を入れることが出来ず、施工不可となる可能性があります。

一概に施工可否を回答することは出来ず、まずは図面など仕様書を確認しながらご相談させて下さい。