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硬質クロムメッキする場合、大電流を必要とし、メッキする面積に対し1平方メートル当たり1500~3000A負荷するのが一般的です。ロールの片軸から通電するとした場合、これだけの大電流に耐えうるだけの軸の断面積を必要とします。軸を含めたロールの材質が鋼材の場合には、当社では許容電流を断面積1平方ミリメートルあたり0.8Aに設定しています。この値を超えると通電部が抵抗による発熱で加熱され、ひどい場合には溶解してしまいます。なお、抵抗の高いステンレスの場合にはさらに通電容量は低く、鋼材の1/3程度になります。