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めっきには電気を流して製膜する「電気めっき」と電気を流さないで製膜する「無電解めっき」があります。野村鍍金では前者を採用しています。めっきの種類によって製膜できる厚さに違いがあり、クロムめっきなら0.1~0.2mm、ニッケルめっき・銅めっきなら1mm以上つけることが可能です。電気めっきの特性上電気を流した分だけ厚くめっきをつけることができますが、厚くつけることによって目的とする物性が得られなくなる可能性があります。クロムめっきを例に挙げますと、自身の応力で発生する割れ(クラック)が大きくなりそこを起点に腐食が促進されてしまうことなどがあります。