製品属性(仕様)

付加
特性
彫刻、ガラ作成 表面
処理
エッチング、クロムめっき
業界建築材、シート サイズ
重量
Φ400×2500など
加工
サービス
彫刻ロール製作 母材鉄系(S25C、S45C)

製品画像(様子)

特徴

工業用ロールの使用用途は様々です。Ry=0.1S以下のピカピカな超鏡面を要求されることもあれば、Ry=10S以上のザラザラな梨地面を要求されることもあります。
今回ご紹介するのは、エッチング技術を用いた彫刻ロールをご紹介いたします。

一口に彫刻ロールと言っても用途に応じて様々な仕様が存在しますが、目的はいずれも樹脂などに「模様を転写するため」に使用されます。アヤメ模様、木目模様、幾何学模様、革模様、シボ模様などの模様を、壁材や床材、身近なものでは財布(合皮)などに適用されています。それらの模様をロール(もしくは板材)に再現する手法として、「エッチング処理」という表面処理技法があります。
エッチング処理は平たく言えば、必要な形状になるように「不要な部分を溶かして」模様を成型する方法です。言葉にすると簡単に思われるかもしれませんが、熟練の技術を要する非常に難しい加工技術です。またせっかくエッチング処理で模様が完成しても、使用していくうちに摩耗して模様が変形していきます。その変形を少しでも遅らせるために、エッチング加工後に硬質クロムめっきを施工しておくことで、長寿命・長期安定性を実現することも可能です。