Before (改善前)

連続的に摺動する部品では、長期間使用することで摺動面に摩耗が発生し、動作不良や故障の原因などにつながる場合があります。
この問題を解決する1つの方法として、部品自体を「超硬」などの硬く丈夫な材料を起用することです。しかし、超硬自体にも硬さの限度はあるため、長期的使用や使用環境によって摩耗は発生します。摩耗の発生により動作不良が発生するようであれば、部品自体を再購入しなければならなくなる可能性が出てきます。

V

After (改善後)

摺動面の摩耗は、部品と部品がこすれることで発生します。その為、摺動面には「硬く」「耐摩耗性があり」「すべり性がよい」物性が理想的です。

野村鍍金のタフカーボン(DLC被膜)は、硬度Hv=4000~5000と非常に硬く、耐摩耗性、すべり性に富んだ被膜です。タフカーボンは耐摩耗面で見ると、通常のDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)よりも2~4倍寿命が延びたという実績もあります。タフカーボンの膜厚は0.5μm以下と薄く、部品の精度をほとんど変えることなく施工できます。摺動部の摩耗でお困りでしたら、是非1度野村鍍金にお問合せください。

POINT(要約)

摺動部である以上、摩耗は必ず発生します。部品自体の強度を上げるにも限界はあります。

その為、硬度Hv4000~5000と硬く耐摩耗性に優れるタフカーボンを施工することで、摩耗量を少しでも低下させることはできます。部品自体が摩耗する前にタフカーボンを再施工すれば、部品自体の再購入も控えることが可能になります。