Before (改善前)

例えば工業用ロールの表面処理を実施する際、製品の材質や寸法がわかる図面が揃っていると工事は非常にスムーズに進みます。しかし過去様々な背景より、図面をお持ちでないお客様は意外と多くいらっしゃいます。
表面処理を実施する場合、下地(鉄芯)の材料が分からないとトライアンドエラーで作業を進めていくことになります。そうなると工期遅れや最悪の場合補修自体ができないというケースも場合によっては発生する可能性があります。

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After (改善後)

材料の材質を調査する方法はいろいろあります。小さいものなら据え付け型の成分分析機で調査することも可能ですが、製品が大きい場合は測定できません。その為、野村鍍金では小型(ハンディタイプ)の成分分析機を保有しております。

表面処理実施前に製品自体の成分を調査することで、安定的に表面処理を施工することができます。そうすることで、工期の担保や品質を保証することが可能となります。またその他複数の測定機器を用いることで、既存製品とほぼ同様の製品図面を作成することも可能です。

POINT(要約)

表面処理は下地(母材)の状態に非常に左右されます。補修を進めたい案件がありました際には、まずは図面の有無をご確認いただきたく存じます。

そして図面がない場合には、最終的にどのように補修を進めていくのか協議し決定していきましょう。必要に応じて、お客様の工場までお伺いして、据え付けられた製品を交え打合せさせていただくことも可能です。