Before (改善前)

ステンレスパイプ材の旋盤加工において、一回に切り込める量には限度があります。加工時間を少なくするには取り代をいかに少なるするかが重要となります。当社の主加工対象となるロールの主要材料であるパイプはJIS一般基準品を適用していますが、基準管理範囲内においての曲がり状態が上下し、その傾向や大きさが均一で無いことがほとんどであります。1本1本異なる。曲がり量がきついものについては取り代を少なくしすぎると材料自体使用できない状態になる可能性があります。

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After (改善後)

曲がり量を指定ピッチで確認し、プレス位置を確定します。指定位置を指定のプレス圧で加圧することで曲がり量(振れ量)を少なくすることが可能となりました。プレス圧とプレスによるひずみ量をデータ化することで、様々なサイズと板厚のパイプに対して安定的に修正する事となりました。曲り量が少なくなったことで旋盤加工時間の短縮に繋げることができました。その結果トータルの製作時間の短縮に寄与することができました。

POINT(要約)

プレス及び振れ量の確認に時間を要するものの、旋盤加工時間が短縮となりトータルでは時間短縮となりました。